『コンビニ人間』

2020.02.21 Friday 22:03
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    JUGEMテーマ:読書

     

    騒がれた作品を4年ほど経って読んでみたが、その意味は分かった。

     

    日常で繋がっているコンビニだから、すぐにその世界に引き込まれ、知っていること、知らないことの描写にグイグイとのめり込んでいった。

     

    その描写が「音」から始まるので、空間が生まれる。

     

    読みだしたら一気に終えていた。

     

     

    タイトル通り、コンビニでアルバイトをしている三十六歳の女性が主人公で、全ての細胞がコンビニに呼応して毎日が流れていたところへ、一人の男が現れ、生活、周りの人びとが変化していく。

     

    かっこいい男が登場、ではない。

     

    しょうもない、ダメ人間である。

     

    どちらもそうだが、世の中のはずれもので、マイノリティーである。

     

    しかし、マジョリティーが正しいということではない。

     

    自分も長いものに巻かれる生き方は嫌いなので、こちら側から見る社会というのは好きだ。

     

    考え方が一緒ということではなく、一つの村に生き続けるために自分を偽ることをしないということだ。

     

    不変の人間社会も理解できる。

     

     

    素晴らしい作家さんは大勢いるが、衝撃を受けた。

     

    それは、まだまだ出会っていない衝撃を与える人と出会うということだろう。

     

    本を手に取るということ、それは知らない無数のドアを開けてみることだ。

     

    薄い文庫本で大きな世界に誘ってくれた。

     

    第155回芥川賞受賞作品は様々な言語に翻訳されているということだから、読了後の私は誰かと繋がったのかもしれない。

     

    BOBI

    category:小説 | by:bobi kazunaricomments(0) | -
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