『活動寫眞の女』

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映画好きには二倍楽しめる作品であろう。

 

僕は京都も好きだから三倍楽しめた。

 

前に買ってあったのを最近読み始めたら、映画のことがかなり含まれている内容なのでどんどん読み進んで行った。

 

時は学生運動の頃で、東大の入試が中止されたことで京大に入った青年が、映画館で出会った地元の京大男子と、下宿先で隣室になる京大の先輩女子、そして美しい女優それも亡霊というお話。

 

ファンタジーでありラブストーリーな青春物語だが、どう展開していくのか、謎を知りたいとページをめくって行く。

 

おまけに日本映画の歴史や背景、マキノ省三から山中貞雄、溝口健二と巨匠たちのことなど情報がそのスピードを増して行く。

 

この作品に出てくる映画を一つずつ観ていきたい。

 

浅田次郎氏は相当映画好きなんだろうなぁ。

 

出会えて嬉しかった本でした。

 

BOBI

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